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第30回読書感想画東京都コンクール高等学校の部 入賞のお知らせ

毎年、一年生の美術の授業で読書感想画を2学期に描いて、一月のコンクールに出展しています。

今年度は、都立・私立合わせて入賞作品18点中、石神井高校は3点が佳作に入賞しました。

絵だけでなく、読んだ本にどのように感銘したかや、作画の動機は何かや、作画に苦心した点などを書いた作画感想と合わせて評価されています。

表題については、生徒自身が思い描いたタイトルを自由につけています。

作品紹介

○1年G組 倉辻 茉奈   題 「虚空」

             書名 「万引き家族」(是枝裕和)

作品感想

私は万引き家族という作品は、社会とこの家族の大きな壁を表しているものだと感じました。その大きな壁を牛乳ビンで表し、その中のラーメンは万引きしている様子を示しました。そんな牛乳ビンのふたを開けようとし、社会の悪である万引きを取り締まろうとしているのが上の手です。その手は家族にとっては悪なので色をなるべく暗くして表そうとしました。家族と社会との差を家族の悲しみを表すため、なるべく単調な色で描きました。

 

 

○1年C組 阿部 芽衣   題 「繋ぐ」

             書名 「僕は明日、昨日の君とデートする」(七月隆文)

作品感想

この本は、時が逆に進む隣の世界に住んでいる二人が五年に一度出会い恋をするお話です。彼が、最後の別れ際に「僕たちはすれ違ってなんかいない端と端で繋がっているんだ」と言います。その様子を今回描きました。五年に一度しか会えない二人が彦星と織姫のように感じたので、二人が住む惑星の繋がりを天の川で表しました。苦労した点は手でした。立体的に見えるよう色々な色を使って描きました。二人の思いが輝くように描けて良かったです。

 

 

○1年C組 森 優奈     「和菓子の歴史をたどる」

             書名 「和菓子のアン」(坂木司著)

作画感想

この本は、和菓子屋さんで働く女の子を主人公にした「和菓子ミステリー」です。和菓子には一つ一つに意味や季節感があります。私は様々な和菓子の知識の中でも『平安時代からある物もある。』ということにとても驚きました。何百年前の人々と同じものを食べているなんて、とても素敵だと思いそれを絵にしました。現代を表現しているショーケースと平安貴族をどのように描くか、また巻物の立体感を出すのにはとても苦労しました。