投稿者「都立石神井高等学校」のアーカイブ

ブリティッシュヒルズに行ってきました(12月28~30日)

昨年の12月28日から30日にかけて、第1学年の希望生徒らによる『ブリティッシュヒルズ』での二泊三日英語研修を実施しました。『ブリティシュヒルズ』は福島県天栄村にある、その名の通りイギリスの風景・文化・風俗を忠実に再現した研修施設です。“パスポートのいらない英国留学”というキャッチコピーに謳われているように、外部と隔絶した環境のなかでより純度の高い英語研修を受けることのできる施設で、石神井高校では毎年年末、英語力向上を目指す生徒たちによる研修合宿をこの地で行ってきました。今年は74期生35名がこの研修合宿に参加し、実りある三日間を過ごすことができました。

初日、『ブリティッシュヒルズ』に到着したばかりの生徒たちに、早速英語の洗礼が降りかかります。施設へのチェックイン手続きも早速英語でやることになり、生徒たちもタジタジな様子でしたが、うろたえている暇はありません。イングリッシュ・サバイバルと名付けられた、ネイティヴ講師陣による怒涛の英語攻勢が続きます。しかし、これを“生き残った”生徒たちは早くも英語に慣れ始め、授業終了後の晩餐、ビュッフェスタイルの夕食の時には、ホールスタッフたちへも積極的に英語で問いかけ始めるようになっていました。アイスブレイク完了、といった趣のなかで、一日目は無事に終えることができたわけです。

二日目は午前中、英語による国外のマナーや文化についての授業に加え、英国式ビリアード『スヌーカー』の実習を行い、午後には『ブリティッシュヒルズ』のシンボルの一つにもなっている、ウィリアム=シェークスピアについて、楽しい羽ペンづくりを交えながら学びました。特にスヌーカーの実習は、講師たちの巧みな話術も相まって、生徒たちは嬉々としてこれに興ずることができました。スヌーカーがプレイできる環境は、現在の日本では稀であり、生徒たちには実に貴重な経験になりました。

三日目は、英語でのディベートに挑戦、生徒たちにも身近な『学校の制服について』の議題で話し合い、このころになると生徒たちも英語に慣れ、積極的に発言する姿を見ることができました。そして、ブリティッシュヒルズでの英語研修のフィナーレを飾るのはイギリスの食文化を代表する、スコーンを作るアクティビティです。当然、ここでの指導もすべて英語でなされ、生徒たちはそれを注意深く聞きながら調理に取り組みました。オーブンで焼けるスコーンの匂いは、大いに胃をくすぐる、実に素晴らしいものでした。

この二泊三日のブリティッシュヒルズでの研修を経て、最初は英語で話すことに及び腰だった生徒たちも、徐々に積極的な姿を見せ始め、最後にはどのスタッフにも積極的に英語で話しかけるようになっていました。同窓会の支援も受けているこのブリティッシュヒルズ英語研修が、生徒たちにとってとても実りのあるものになった様子には、ただただ、喜ばしい限りです。

始業式を行いました。

1月8日(水)に始業式を行いました。

 

≪校長挨拶≫

おはようございます。あけましておめでとうございます。

さて、昨年末、2018年実施のPISAの結果が発表されました。PISAとはOECDが3年ごとに実施する15歳を対象とした学習到達度調査で、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの三分野について調査します。日本の結果の分析によると、数学的リテラシー、科学的リテラシーについては前回並みで上位に位置したものの、読解力が2015年に比べ、8位から15位に落ち、引き続き読解力に課題があるというものでした。
そこで私は、読解力を問う問題例を見てみました。するとブログやネットの記事等を読んで、正しい情報を探し出して理解し、評価していく問題で、それなりに時間を要しました。皆さんもやってみるといいと思います。2018年に新たに加わった問題は、情報源の「質と信ぴょう性を評価する」問題や「矛盾を見つけて対処する」問題です。問題を解いた感想は、読解力はもちろんですが、加えて論理的な思考力・判断力、つまりは数学的な力が試されていると感じました。
つまり、短期的には皆さんが探究学習や調べ学習で必要な力であり、長期的にはこれからの社会で必要とされる力、論理的思考力、適切な判断力、豊かな表現力、素早い行動力、そして忍耐力などが試されていると思いました。2学期の終業式にも話しましたが、これらの力を身に着けるためにも、授業や学校の教育活動全体を通して、「なぜ、どうして」の視点をもって取り組むことが大切です。授業でも部活でも行事でも、得た情報を自分なりにかみ砕いて自分の中に落としていくこと、分からない点があれば積極的に先生に質問したり、自分で調べたりして初めて「真理を窮む」ことができます。与えられたものをそのまま実行する時代は終わっています。3学期もこれまで以上に「なぜ、どうして」の視点をもって文武二道の両立を目指してください。

3年生諸君はいよいよ10日後にセンター試験です。本番が開始されます。平常心を保ちつつ、チーム石神井の一員として最後まであきらめずに頑張って下さい。我々、石神井の教員チームも応援しています。2年生諸君は修学旅行が待っていますが、そのあとは進路実現の時期に入ります。1年生諸君は、高校で初めての1年間の成績が出る学期です。いずれにせよ、自分の目標を見失うことなく、最善を尽くしてもらえればと思います。
それでは皆さん、今年もよろしくお願いします。

終業式を行いました。

令和元年度2学期の終業式を12月25日(水)に行いました。

校長挨拶

皆さん、おはようございます。

さて、みなさんはユニコーン企業って、知っていますか?ユニコーンとは一角獣ですが、ユニコーン企業とはいま世界に存在する、企業評価額10億ドル以上の非上場、設立10年以内のベンチャー企業のことをいいます。世界で200くらいあるユニコーン企業の内約110社がアメリカ、約60社が中国にあります。日本には1つしかないそうです。かつてはフェイスブックやツイッターがそれに入っていましたが、今では株式上場したため、元ユニコーン企業となります。
さて、今学期の始業式に、ラグビーワールドカップの話をしました。皆さんは今年の日本チームの活躍にわくわくしたことでしょう。さて、その日本代表チームですが、メンバーを見てどう感じましたか?実はワールドカップで盛り上がっているときに私がよく耳にしたのが、日本のチームには外国人選手が多いという話でした。皆さんもそのように感じたでしょうか?私は、このチームこそ、今後の社会を示していると思います。先ほど述べたユニコーン企業は、世界の様々な国からメンバーを募って、これまでにないIT系ビジネスを展開しています。日本の会社だから社員は全員日本人だという、古い考え方はしないのです。世界の優秀な人たちが集まって様々な文化や考え方、価値観を持って協働し、切磋琢磨して新たな価値を見出します。私は、この意味で日本チームのあり方こそグローバル化がさらに進む将来の日本社会を物語っていると思います。皆さんはどう思うでしょうか?

これから皆さんが進学して社会に出たあと時代が進めば進むほど、このようなグローバルな視点を持ち、ますます多様で豊かな発想を持って世界の人たちと切磋琢磨していくことになります。そのような社会に向け、皆さんはここ石神井高校でその基礎を身につけていると考えてください。日々の授業で深く考え、発想を豊かにして確かな学力をつけること、また、部活動や行事でもより良い活動を目指し、自分たちで工夫する訓練が必要です。まさにその意味で、本校で学力と人間力を高めることが、その基盤になります。今学期も授業を見学しました。皆さんのほとんどがきちんと先生の話を聞きノートにまとめていることは、さすが石神井生だなと思いました。その上で石神井生ならばぜひ、一歩進めて、「なぜ、どうして」の視点を持って授業に取り組み、想像力を働かせて先生の話を自分なりにかみ砕いてください。このことで初めてみなさんの学びが深まります。同時に学んだことが定着します。石神井の先生方は皆さんが考える機会を授業の至る所に提供しています。3学期はぜひ、そのような取り組みを期待します。

3年生の諸君、いよいよ進路実現の時がやってきました。センター試験や入試に向け、この冬休み期間、絶対にあきらめないで受験勉強に取り組んでください。これも皆さんが培ってきた人間力です。つらいと思ったら、そこには仲間がいます。ぜひチーム石神井でお互いに声を掛け合って頑張ってほしいと思います。

最後に、体には十分気を付けて、また元気な姿を3学期始業式に見せてください。
みなさん良いお年を!

第2回東京体験スクールを終えて

1日目と2日目は、2学期 期末考査期間中ということもあり、美術室にて、留学生だけで、陶芸体験を行いました。土のこね方から、電動轆轤での創作の仕方まで学び、2日目にはお気に入りのティーカップが出来上がりました。試験終了後の、全校生徒による歓迎会では、時折日本語を交えながら、英語で自己紹介をしてもらいました。その後、1年生の音楽選択生による校歌斉唱があり、初めて聞く日本の高校の校歌に、真剣な面持ちで耳を傾けていました。4日目には、都教委主催の行事で、国立能楽堂、江戸東京博物館等を見学し、日本の伝統文化・芸能への理解を深めました。

学校での授業においては、書道を習うのは初めてという2人でしたが、授業が終わる頃には、自分の名前を上手に漢字で書けるようになっていました。家庭科の授業では、巾着の製作を行いました。その他、部活動では、茶道部、女子バスケットボール部の練習に参加し、生徒たちと一緒に交流を深めることができました。日曜日には、東京都立小石川中等教育学校で行われた、第1回東京高校生国際会議に参加しました。オークランド工科大学のDr. Neil Boland教授の基調講演では、ニュージーランドにおける、スーパーダイバーシティーの経験に関するお話しを聞きました。その後、オーストラリアやニュージーランド、カナダ、台湾、タイから来た高校生たちと共に、ユニバーサルデザイン、防災、環境、教育のそれぞれの分科会に分かれて、活発に意見交換を行いました。会議が終わるころには、言葉を超えた親密さを増し、一緒に昼食をとりながら、討論の余韻を味わっていました。午後からは原宿散策を行い、それぞれ帰途につきました。最終日には生徒会の主催で送別会を行いました。伝言ゲームや、Guess What?ゲームを通じて、校内の生徒たちと、学年間を超えた交流を深めることができました。

駆け抜けるように過ぎた1週間弱の滞在でしたが、都教委主催の密度の濃い研修プログラムのおかげで、留学生たちは日本での印象を、新しい発見と共に、深く心に焼きつけることができたことでしょう。今後台湾でも、この経験を活かして、今後さらに彼女たちが活躍することを期待しています。

楊 芋樺

皆さんとお会いすることができて、大変うれしく思っています。私がこの東京体験スクールのプログラムに参加したのは初めてでした。私は日本に来るのも初めてでした。石神井高校では、日本人の高校生たちと一緒に授業を受けたり、お弁当を食べたりしました。また、私たちは手作りのティーポットを作ったり、茶道を体験したり、様々な多くの授業にも参加させて頂きました。私は日本語はあまり理解できないけれど、それでも先生方の意図するところは、なんとなく理解することができました。また、日本の学校についても、さらに理解することができました。一番違うと思うところは、クラブ活動です。なぜなら私の母国の台湾には、あまりクラブ活動がありません。私はあなた達が羨ましいです。しかし、日本と台湾は、あまり大きな違いはありません。だから私は学校では、とても居心地が良かったです。先生方も生徒達もとても素敵だったので、私はどちらが先生か生徒か、すぐにわからなくなりました。

最後に、私は石神井高校でたくさんの素晴らしい思い出をつくることができました。またいつかどこかでお会いできる日を楽しみにしています。ありがとうございました。

by 楊 芋樺

Yang

 

蕭 顚軒

私は、日本に来るのが今回初めてでした。東京体験スクールのプログラムに参加することができてとてもうれしいです。石神井高校そして、石神井高校の生徒のみなさん、どうもありがとうございました。日本(東京)にいる間、石神井高校は私に様々な経験を与えてくれました。私たちが多くの活動に取り組むことができるように、いろいろと準備を整えてくれてどうもありがとう。日本(東京)にいる間、日本の文化についてより多くのことを学ぶことができました。私のバディー、学校にいる間、私を楽しませてくれてありがとう。彼女はまた、いろいろなことを手伝ってくれました。また私のクラスメートもとても友好的でした。私は彼女たちがとても好きです。今回、私は世界についての視野を広げることができ、また世界観を変えることができました。私は、台湾にいる時以上に今回日本に関する多くの知識を得ることができました。もし時間があれば、私は日本にまた来たいです。また日本を訪れて、日本の話題についてもっと知りたいです。楽しい時間は本当にあっという間に過ぎますね。私は石神井高校で、心ゆくまで楽しむことができました。またお互いにすぐにどこかでお会いできることを期待しています。もしお時間があるようでしたら、ぜひ、台湾のKaohsiung(高雄市: カオション/たかお-し)に来てください。Kaohsiungのいろいろなところに案内しますよ。いろいろなおいしい料理を一緒に食べましょう。

by 顚軒

Xuan